キッチン家電製品を例として、ヒートマップからどのように仮設を組み立てられるかについて一例をあげます。
この商品はキッチン家電ですので単価も比較的高めで、継続的に購入される商品というよりは、一回買って永く愛用してもらうような商品です。
お客様は他社商品と比較してしっかりとした納得感を持って購入に踏み切ることが予想されます。
色が明るくなっている箇所がお客様が熟読している箇所になります。
この商品の場合、最初に表示されているクリエイティブイメージのすぐ下のイメージ画像が熟読されています。
お客様は、この画像を見て、この商品の機能性やデザイン等を判断して、他商品と比較検討している可能性が高いです。なお、この画像では、どれだけ簡単に使えるか?その利便性について訴えているようなイメージ画像が表示されています。
さらにページの下の方を見てみます。
セット購入商品とセット価格について表示しているイメージ画像、また、ランキング入りしたことについて表示しているイメージ画像について熟読されています。
ここから考えられることは、他商品と比較検討段階にあるお客様は、この商品について
- 手軽に使える利便性
- セットでの購入
- ランキング上位商品という安心感
について、意識しているのではないかという仮説が立てられます。
その点を考慮して、ページの構成やイメージ画像を変更し、コンバージョン率(かご入れ率や受注率)が向上するか結果を見ます。
継続的な改善に向けて
お客様がどこに注目するのかその変化を追っていくことが重要です。それを繰り返し行い、継続的にページの改善を行うことで比較検討段階にいるお客様により強くアプローチできるのではないかと考えます。
先に述べたように、ヒートマップを通して様々な観点からページを分析することが可能です。
一例として、熟読エリアについての例を挙げましたが、データをもとに仮説を立て、継続的な改善に向けてのアプローチを図るために、ぜひヒートマップをご活用いただきたく思います。
ページ改善の重要なポイントは、絶えずデータを確認・分析し、試験的に改善を繰り返すことだと考えます。bambooshootがその手助けとなれれば幸いです。